2023.01.05
家づくりコラム
リクルートが注文住宅の「建築者」(過去1年以内に注文住宅を建築した人)と「検討者」(今後2年以内に注文住宅の建築を検討している人)に調査を実施した。今回は調査結果の中でも、「ZEH(ゼッチ)」に関する結果に注目して見て行きましょう。
リクルートが実施した2022年の調査結果によると、「ZEHの認知率(内容まで知っている28.6%+名前だけは知っている48.8%)」は77.4%となり、直近5年の中で最高値となりました。注文住宅建築者の4人に3人以上が、ZEHを認知していることになります。
ZEH(ゼッチ)住宅とは簡単に言うと省エネ住宅のことで、我が国では、エネルギー基本計画(令和3年10月閣議決定)において、「2030年度以降新築される住宅について、ZEH基準の水準の省エネルギー性能の確保を目指す」とともに、「2030年において新築戸建て住宅の6割に太陽光発電設備が設置されることを目指す」とする政策目標を設定しており、地球温暖化対策計画(令和3年10月閣議決定)においても同様に政策目標を掲げています。
ZEH(ゼッチ)とは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略。ひと言で言えば「使うエネルギー≦創るエネルギー」になる住宅を指します。厳密には設計一次エネルギーの消費量と創るエネルギー量の収支をゼロ以下にする住宅なのですが、ややこしいのでまずは「使うエネルギー≦創るエネルギー」で覚えましょう。
ZEHとして認定されるためには暑さや寒さに影響されにくいよう断熱性能を高めることが必要です。具体的には断熱材や窓の性能を高めます。断熱性能が上がれば、冷暖房に使うエネルギーを減らすことができます。
「省エネ」にはHEMS(ヘムス)という、住宅内の消費エネルギーと太陽光発電等で創るエネルギーを確認できるシステムが必要になります。また省エネタイプのエアコンや、少ないエネルギーでお湯を沸かせる高効率な給湯システム、消費電力の少ないLED照明などの導入が必要になります。
ZEHでは太陽光発電システムなどの再生可能エネルギーシステムを備えることが求められます。
(画像出典/資源エネルギー庁)
「断熱」でエネルギーを極力使わないようにして、「省エネ」家電や設備でエネルギーの消費を抑え、「創エネ」で消費エネルギーを上回るエネルギーをつくり出すのがZEHです。
※年間の一次消費エネルギー量をおおむねゼロ以下とせず、数値を緩和しているNearly ZEHという基準もあります。具体的には、ZEHが100%以上の一次消費エネルギー削減を基準にしているのに対し、Nearly ZEHでは75%〜100%を基準としています。
高断熱化によって住宅内の温度差が小さくなるため、ZEHはヒートショックのリスクを低減することができます。酷暑や厳寒を我慢しなくても、エアコンの効きがよいため省エネでも快適に過ごせます。太陽光発電があれば停電時でも電気を使えます。つまり光熱費を抑えられるだけでなく、安心で快適な暮らしが可能になることがZEHのメリットなのです。
2030年度から新築住宅で適合義務化となる「ZEH基準」は、必ずしも太陽光発電などで電気を生み出すことを求めていないのです。現行の省エネ基準よりも省エネ性の高いZEH基準に引き上げて、住宅そのものの省エネ性の底上げを図ろうとしています。
※補助金制度などで基準となるのは、『ZEH基準』の場合があります。ご確認ください。
丸和住宅では注文住宅・建売住宅ともに、ZEH基準が標準になっております。
また住宅保証制度では、
定期的なメンテナンスを行うことで住まいの資産価値を守る制度もございます。
詳しくは各展示場&各店舗で行われております、
お家づくり相談会にてお気軽にご相談ください。
ZEHについて→8年後のリスク。ZEH基準未満の住宅は市場価値が下がる!?も合わせて読んでみてくださいね。
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