2025.03.21
家づくりコラム
「子育てグリーン住宅支援事業」は、住宅の省エネ化を促進し、「2050年カーボンニュートラル」の実現を目指す補助金制度です。
この制度では、従来の省エネ住宅の基準を超える「GX志向型住宅」の新築や、子育て世帯・若者夫婦世帯を対象とした「長期優良住宅」「ZEH水準住宅」の新築を支援します。
新築住宅に対する補助金は以下の3種類です。
2025年度は「GX志向型住宅」が新設されており、すべての世帯が対象で最大160万円の補助金が受けられることが特徴です。
GX志向型住宅とは、ZEH基準の水準を大きく上回る省エネ性能を有する脱炭素志向型の住宅です。
*GX..化石燃料に依存した社会から再生可能エネルギーを中心とした社会への転換を意味します。
GX志向型住宅として補助金を受けるには、以下の3つの基準をすべて満たす必要があります。
①断熱等性能等級6以上
②再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率35%以上
➡ 太陽光発電を含めずに、省エネ設備の導入で一次エネルギーの消費量を35%以上削減
③再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率100%以上
➡ 住宅で必要となる一次エネルギーの全てを、太陽光発電で賄える事を意味します。
まとめると①高い断熱性能②省エネ性能の高い設備を使用③必要なエネルギーは太陽光発電で賄える事 の3つが大事なポイントになります。
断熱等性能等級は「UA値(外皮平均熱貫流率)」と「ηAC値(冷房期の平均日射熱取得率)」で決まります。
また基準はエリアごとに異なり、佐野市・足利市は4地域・その他の栃木県央・栃木県南地域は5地域になります。
*UA値(外皮平均熱貫流率)・・住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値です。
建物の外皮平均熱貫流率が低いほど、熱の逃げやすさが低く、断熱性能が高いと言えます。
申請は子育てグリーン住宅支援事業の事業登録者(ハウスメーカーや工務店)が行います。
そのため依頼しようとしているハウスメーカーや工務店が事業登録者なのか?を事前に確認しておく必要があります。
また補助金は上限があるため、予算に達し次第終了となります。
「使おうと思ってたのに終了になってしまった..」という事が無いよう、早めのご相談をおすすめ致します。
GX志向型住宅は、高性能な断熱性・省エネ性能を備えた住宅で、長期的に見てもメリットが多い選択肢です。
たとえば、標準的な住宅に比べて多少の追加費用がかかったとしても、補助金160万円を活用すれば、その負担はグッと軽減。
さらに今後のエネルギー価格の高騰を考えると、GX志向型住宅にすることで将来の光熱費を抑えられ、家計にもやさしくなります。
とはいえ、借入金額とのバランスや将来設計など、個々の状況によって判断はさまざま。
だからこそ、資金計画も含めてプロに相談しながらしっかりと検討することが大切です。
丸和住宅では、補助金の活用方法から住宅性能のことまで、わかりやすく丁寧にご説明いたします。
「うちの場合はどうなるの?」そんな疑問もお気軽にご相談ください(*^^*)
丸和住宅では、「GX志向型住宅」のご相談を承っております。
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