2023.02.18

家づくりコラム

【コラム】住まいの断熱性能 健康面への影響は?

LIXILが、20代~50代の男女4700人を対象に「住まいの断熱」に関する意識調査を実施したところ、 省エネ効果などへの理解は深いものの、健康への影響については理解が低かったという結果が出ました。

今回は住まいの断熱の影響について、詳しくお話していきます。

脱炭素社会、省エネなどで注目される「住宅の断熱」。

この調査で、「住宅の断熱とは、熱の流入・流出を防ぎ、建物の内外の温度差に対して室内が極端な影響を受けないようにすることを意味する」と定義して、認知度を調べたところ、「言葉を聞いたことがあり、どのようなものか知っている」が59.7%でした。

6割近くの方が認知していることになりますが、「住宅の断熱性能を高めることにより、どのような影響があると思うか」と聞いたところ、半数以上があると回答したのが、「冬は家の中が暖かくなる」(76.6%)、「光熱費を削減できる」(74%)、「エアコンの効きが良くなる」(71.9%)、「夏は家の中が涼しくなる」(62.3%)でした。

屋外の暑さ寒さを取り入れにくくするので、室温を保ちやすく冷暖房効率も良くなると理解していることになります。

また「CO2排出量の削減に貢献できる」(30.7%)と、省エネへの貢献についても一定の理解があることがわかります。

しかしその一方で、「心疾患(ヒートショックなどの健康リスク)を低減する」(30.6%)や「アレルギー症状を緩和する」(8.1%)」といった“健康への影響”については、低い回答となりました。

住宅内の寒暖差は、ヒートショックのリスクに

住宅内で、暖かい部屋から寒い部屋に移動するなどで急激な温度の変化があると、血圧が大きく変動することをきっかけにして起こる健康被害のことを「ヒートショック」と言います。

トイレは住宅内で北側に配置されることが多く、入浴の際には身体を露出するなどで体表面の温度が下がります。

その後で身体が暖められると血圧が急激に上下するため、ヒートショックを起こすと考えられています。

消費者庁でも、冬季に多発する高齢者の入浴中の事故(ヒートショック)への注意を呼び掛けています。

東京都健康長寿医療センターでは、「脱衣所や浴室、トイレへの暖房器具の設置や断熱改修」により、ヒートショックを防ぐことを勧めているほか、入浴時には「シャワーによるお湯はり」や「湯温設定41℃以下」、「食事直後・飲酒時の入浴を控える」ことなども対策として挙げています。

断熱性能の高い住宅では、結露やカビの発生を抑える

では、調査項目にあった「アレルギー症状の緩和」についてはどうでしょう?

高断熱高気密住宅についての情報発信を行っている「断熱住宅.com」の近畿大学・岩前篤教授のコラムによると、新築の高断熱高気密住宅に引越した人を対象に健康調査を行ったところ、断熱性能が高くなるほど、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎、気管支ぜんそくなどの諸症状が改善されたという結果が出たと言います。

なぜかというと、高断熱高気密住宅では、人体に害のあるカビの発生を抑える効果があるからです。

カビの多くは結露しやすい湿気の多い場所を好むため、室内の温度差をなくしかつ適切な換気システムを使った住宅は結露しにくく、そうした有害なカビを発生させません。

そのため、

結露などの湿気がカビを呼ぶ→暖房された部屋ではカビをエサとするダニも呼ぶ→ハウスダストでアレルギー鼻炎を引き起こす

というような悪循環も高断熱高気密の住まいなら防ぐことができます。

 

「住まいの断熱」は省エネ性に注目されがちですが、健康被害の抑制という効果もあります。

LIXILによると「約5000万戸ある日本の既存住宅の断熱性能をみると、現行基準(高断熱)の住まいは10%にとどまり、残り90%が低い断熱性能、または無断熱であるというのが現状」だそうです。

ぜひ省エネだけでなく【健康面への影響】もふまえ、高断熱の住まいづくりをご検討下さい。

 

(引用/SUUMOジャーナル  ”つらい冬の寒さ。住宅の断熱性能を高めることで、健康面など冷暖房効率向上以外のメリットも”)

 

丸和住宅ではこだわりの断熱材”セルロースファイバー”を使い、隙間のない施工で高断熱の住まいをお届けしています。

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