2022.04.01

家づくりコラム

【理想の住まい】玄関にクローゼットが人気?

【コロナ渦での住宅設計とは??

一戸建ての注文住宅または建売住宅について、次の4つの設備等を設置したのか?という

住宅金融普及協会の調査結果についてご紹介したいと思います!

(1)玄関に手洗い設備等の設置
(2)玄関にクローゼット等の設置
(3)在宅勤務スペースの設置
(4)宅配ボックスの設置

調査結果はコチラ!

住宅金融普及協会「住宅の設備および仕様等に関する事業者アンケート調査」より転載

最も設置されたと考えられるのが「玄関にクローゼット等」でしょう!

玄関に下足入れ(靴箱)を設置するのは当然として、その脇などにコートなどが収納できる高さのクローゼットを設置するプランです!

そこにコートや上着、カバンなどを収納すれば、外出先から持ち込んだウイルスを玄関で留める効果が期待できます。

「宅配ボックス」や「在宅勤務スペース」の設置も多い傾向にあります。宅配ボックスは、外出が減ってネット購入が増えたこと、対面せずに受け取れることなどから、ますますニーズが高まりそうです。在宅勤務がコロナ下で普及したことで、自宅にワークスペースを設けるニーズも生まれました。

「すべての住宅に設置」と「一部の住宅に設置」の比率の違いは、コロナ前からニーズがあったかどうかではないでしょうか?

玄関脇のクローゼットや宅配ボックスはコロナ前からニーズがありましたが、ワークスペースは一部の人にしかニーズがありませんでしたし、「玄関手洗い」はコロナ禍で創出されたニーズと言えます!コロナ前は洗面所で手を洗えば十分だったので、玄関に給排水管を引いてまで手洗い場を設けるプランはめったにありませんでした。

こうした違いが、コロナ前と後で大きく住宅設計の間取りなどに反映されていると考えます。

 

住宅の耐震性向上のために制振の採用が増加?

 

先日、東北を中心に大きな地震がありました。また、南海トラフ地震などの巨大地震が発生するリスクが高まっているというニュースを頻繁に目にします。

そのような中で「住宅の耐震性」をより高めたいというニーズが感じられる結果が発表されました!

 

住宅金融普及協会「住宅の設備および仕様等に関する事業者アンケート調査」より転載

 

住宅の耐震設計には「耐震」「免震」「制振(制震)」があります。

地震の揺れで倒壊しない頑丈な構造にしようというのが「耐震」で、一戸建ての一般的な建て方になります。

最近増えているのが、壁などの構造材の一部に制振装置(ダンパーなど)を使って、地震の揺れを吸収する「制振」です!

免震が地震の揺れを建物に伝えないようにするのに対して、制振では揺れは建物に伝わるものの建物内で揺れを吸収するので、一般的な耐震工法に比べて揺れを抑えることができます。

免震ほど費用が掛からないので、採用しやすいという側面もあります。

 

いかがでしたでしょうか?調査結果を見ていくと、住宅設計においてはその時々の情勢によるニーズが反映されていると感じがします。

お家づくりで悩んだら、ぜひ丸和住宅にご相談ください。

 

 

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